竜王華伝 (完)
だから、見てきた物は似ている。
郁の癖は、僕にはお見通しだ。
「俺、さ…」
「……」
「…辛い、もう…手遅れなのに、辛く、て見れない」
それを、僕に言われても。
僕も、だもん。。
「なんだろう、な。誰を見てるか知ってっから…余計に…辛い、」
うん、そうだね。
見てたもんね。
彼女の目は、僕を…僕らを通り越して、
僕らを透かして、彼を見てる。
僕らと話しているのに、、心は…
郁の癖は、僕にはお見通しだ。
「俺、さ…」
「……」
「…辛い、もう…手遅れなのに、辛く、て見れない」
それを、僕に言われても。
僕も、だもん。。
「なんだろう、な。誰を見てるか知ってっから…余計に…辛い、」
うん、そうだね。
見てたもんね。
彼女の目は、僕を…僕らを通り越して、
僕らを透かして、彼を見てる。
僕らと話しているのに、、心は…