竜王華伝 (完)
「ごめんね。」


「なんでっ。なんで謝るの?」

「…林、あたしはっ」


「桃葉。お願い、答えいらないから…。

俺も考えてよっ!」


ごめんね、ごめんっ。


あたしは、竜二がいい、

彼に好きなひとがいても、生きる意味をくれたのは…


救ってくれたのは


竜二だから。


優しくて、ちょっと抜けてて…


天然なところもある。



そんな竜二が好きなの。






< 588 / 628 >

この作品をシェア

pagetop