竜王華伝 (完)
『竜二、いいか?忘れるな。

お前は…、もう俺らのチームだと言うことを、その拳が意味するものを・・』

『・・・はい!』

幹部室から出たあと、俺は興奮をおさえきれなくてある場所へ行った。

花が色とりどりに咲く公園。

ここは、母さんとの思いでの場所。

そこに君はいたんだ。

『…うぅ。紀ちゃんの…嘘つき…。』

泣いている女の子。

桜みたいにふわふわは雰囲気で。

息を吹き掛けたら、消えてしまいそうな女の子。
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