ずっとそばにいる。
信じていいの?
こうして美華とも未菜とも仲直りし、涼太にも一歩近づいたサツキでした。
サツキ「・・・ということがありまして…」
裕翔「良かったな!!」
サツキ「じゃないですよ!何で森下先生に教えちゃうんですか?」
裕翔「本気だったから・・・」
光希「彼かっこいいじゃない!サツキにベタ惚れだったけど。」
サツキ「な…そんな訳…」
裕翔「あれ~?ちょっとは気になってるんじゃないの~?」
サツキ「そんなことないです!」
光希「ところで、退職届どうしたの?」
サツキ「そうでした… これ以上美華に寂しい思いさせたくないので、やめようかとも思ったんです。だけど…やっぱり私は人の命を救う仕事がしたいんです。」
裕翔「自分の思ったまま道を進め。」
サツキ「はい!」
光希「あと、市立病院に移らないかって言われたでしょ?あれね、あっちにドクターヘリ制度ができるらしいの。それで呼ばれたんじゃないかな?」
サツキ「そうなんですか。」
裕翔「これで涼太君と一緒にいられるな♪」
サツキ「やめてください!」
光希「サツキみたいな優秀な救命医が欲しいんでしょ。」
サツキ「…院長に話してきます。」
コンコンコンコン
サツキ「失礼します。」
院長「ああ君か。入ってくれ。」
サツキ「先日の件ですが…」
院長「ドクターヘリ導入のためにどうしても一人欲しいと言われてなあ。君のような優秀なドクターを失うのは寂しいが、是非行ってもらいたいと思ってるんだ。」
サツキ「…分かりました。」
院長「そうか…じゃあ来月から…って言っても明後日だけど、頑張って!!」
サツキ「はい。ありがとうございました。」
ということで、サツキは市民病院に配属されることになった…