都合のわるい女
「付き合ってないんすよね?」
「そうだよ、ただの友達」
「ほー、なるほどねぇ」
先輩も後輩たちも、腑に落ちないという顔をしている。
でも、本当なんだから仕方がない。
これ以上いろいろ言われるのが面倒になって、俺は話を変えることにした。
「そーいやさ、バイト先の塾に、このサークルの出身っていう社員さんがいて……」
しばらくその話で盛り上がったあと、先輩が唐突に、
「塾講師のバイトしてるとさ、女子高生に告られたりしちゃうわけ?」
と、にやにやしながら訊いてきた。
俺は不意を突かれて、「えっ?」と動揺してしまう。
「あっ、いまの反応!
お前、告られたことあんだろ!
女子高生に!!」
先輩が人差し指を突きつけてきた。
「そうだよ、ただの友達」
「ほー、なるほどねぇ」
先輩も後輩たちも、腑に落ちないという顔をしている。
でも、本当なんだから仕方がない。
これ以上いろいろ言われるのが面倒になって、俺は話を変えることにした。
「そーいやさ、バイト先の塾に、このサークルの出身っていう社員さんがいて……」
しばらくその話で盛り上がったあと、先輩が唐突に、
「塾講師のバイトしてるとさ、女子高生に告られたりしちゃうわけ?」
と、にやにやしながら訊いてきた。
俺は不意を突かれて、「えっ?」と動揺してしまう。
「あっ、いまの反応!
お前、告られたことあんだろ!
女子高生に!!」
先輩が人差し指を突きつけてきた。