都合のわるい女
『ごめん、授業中だった』



とりあえず、急ぎ返信。


すぐに返ってきた。



『だからなに
それ言い訳にならない
ラインくらい見れるでしょ
高校生じゃあるまいし
返信は15分以内にしてって
いつも言ってるじゃん』



俺はイラッとして、すぐに反論する。



『15分とかアホか
俺はお前と違って
真面目に授業きいてんだよ』



『うそつけ
どうせ寝てたんでしょ』



………これが、昨晩、自分のレポートを手伝わせるために俺をマックに引きずりこみ、完徹させた女の言葉だろうか?


自己中にもほどがあるぞ。



………と、額に青筋を浮かべつつも、やっぱり文句など言えない、ヘタレな俺。



『本題に戻すぞ
明日の飲み会は19時から
@焼鳥さがわ』


『あ、19時って7時のことな
9時じゃないぞ
夜の7時だからな
今度は間違うなよ』





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