恋する淑女は、会議室で夢を見る
*...*...*...*...*



そして次の日

「真優!?
 かわいい~」

「おお 青木 どうした? 別人みたいだなぁ」


 ―― あ゛ーっ  恥ずかしいっ!


・・・


真優は、いつもより一時間早く起きてシャワーを浴びると
やる気満々のユキに、さあさあと急かされてドレッサーの前に座った。

『こんな日の為に しっかりとメイクアップのレッスンをしているんですから!
 私に任せてくださいねっ!』

まな板の鯉になったあきらめ気分で、ユキに全てを任せ

『はーい 完成です』
と言われて、恐る恐る薄目を開けて見た鏡の中には

怪訝そうに自分を覗きこむ 幾分可愛くなった自分がいた。
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