好き嫌い愛と情。

中学2年生から……ここからは鮮明に覚えているから会話とその時の事を振り返ろうと思う_______














「お母さん!今日帰りあいらと遊んで来るから遅くなるね」


学校に行く前。

朝食を食べて靴を履きながらいつメンでもあり親友の名前を出す。


「あら、どこで遊んで来るの?」


「たぶんあいらのおうちー」



「あんまり遅くならないでね
いってらっしゃい」



もう、お母さんは心配性だなぁ



「はーい!
いってきます」




外に出ると梅雨があけたにもかかわらず曇天。


天気予報晴れだったし傘はいいや




手に取りかけた傘を戻していつも一緒に登校する近所の先輩の家に向かう。


「ゆうきせんぱーい」


「ゆきちゃんおはよー」



「おはよーございます!」




祐樹(ゆうき)先輩は高校1年生。
去年まで一緒に登校していたから今年も行く方向同じだし一緒に登校している。



「なんか、ゆきちゃんの家の隣ずっと空き家だったじゃん?
今日人来るらしいよ」


「へぇー
そうなんですかー」



「なんだ、えらく興味ないじゃん」




隣に誰かきたからといって関わるのは親同士だけだし、ね


「まあね」







この時は先輩の言う通り、まったく隣に引っ越してくるっていう他人には興味なかった

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