続*あなたに逢えてよかった~ありがとう~
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病院の帰り道。
さっきまで晴れていた空が、今はどんよりしていて、今にも雨が降りそうだった。
夏帆「悠哉っ……ごめんね……。私、勝手に決めて、悠哉の意見なんて……全然聞けなくて……。ほんと、ごめんっ……。ごめんっ……。」
私……悠哉に迷惑かけてばっかりだ……。
私、悠哉の隣に居る資格がないよ……。
悠哉「……夏帆。お前はなんで謝るんだよ……。お前が一番辛いのにさ……。」
夏帆「だって……。」
悠哉「……でもさ……カッコ悪いんだけど、本当は……俺だって泣きてぇよ……。」
私達の家まで、すぐそこに来ていた。
悠哉が泣けないのは、きっと……私の事を第一に考えてくれてるからだと思う。
いつだってそうだったから。
夏帆「悠哉っ……ありがとっ……!別に泣いても良いんだよ……。私の事、心配してくれてるんでしょ……。」