続*あなたに逢えてよかった~ありがとう~
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俺は夏帆が運ばれた病院に着いた。
着くとすぐに若い看護師さんに「こっちです!」と言われ、案内してもらった。
案内をしてくれた若い看護師さんは「ここで待っていてください。」とだけ言って、ながい廊下へと消えていった。
俺の目の前には赤いランプがついている手術室。ながい廊下の突き当たりの部屋だから、誰も来ることはなかった。
待ってから何分たったのだろうか。いつのまにかランプは青に変わり、少しすると岩城先生が出てきた。
岩城「悠哉君……。夏帆ちゃんは無事だよ……。」
悠哉「良かった……。」
でも何かがおかしい。岩城先生の顔は険しいくて。