恋愛学園
変なあたし。


でも、これは逃げてるだけ。


ただ、現実から逃げてるだけ。



そんなの…わかってる。




「ゆうっ…ひっ…」




涙なんか…出ない。


出ない…も…んっ…



「グズッ…ひっく…」



これは違う。


絶対違う!


だってあたし、悠斗のこと信じてるもん!


だから、あんなのじゃ泣かないよ?


泣かない…もんっ…



「あゆ…」



静かに凛が屋上の扉を開けて入ってきた。

< 126 / 264 >

この作品をシェア

pagetop