恋愛学園
あたしには、話の内容が理解できなかった。



「そんなはずねぇじゃん。あゆは俺が守る」


「言っとくけど…もう、作戦はねってあるから」


「お前等…卑怯だぞ!」


「あら、そうかしら?あたしはただ、悠斗くんがほしいだけ」



あたしは…


この後の会話は聞かなかった。


っていうか、聞けなかった。


あたしのせいで、悠斗を困らせたくない。


だったら…





それで、あたしが出した答え。


それがこれなの。


だからもう、あたしと悠斗は終わりにしたほうがいいんだ…






「何勝手に考えてるのよ!悠斗の気持ちはどうなるの!」


「悠斗は…」


「悠斗と…話し合ったほうがいい」



凛はそれだけ言うとトイレから出ていった。

< 148 / 264 >

この作品をシェア

pagetop