恋愛学園
心配そうな声でそう呟いた悠斗。



「うん…」


「よかった、電話出てくれて」


「…何?」



どうしても冷たくしてしまう自分がいる。



「俺、さっきのこと認めてねぇから」


「でも…」



あたしのせいで…



「今から部屋来て」


「えっ…」



ツーツー…



勝手に切られた電話。


今から…部屋?


それって、悠斗と同じあの部屋…?


重たい足取りであたしはトイレを後にした。


今あっても、どんな顔をすればいいのかわからない。

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