恋愛学園
また、悠斗にひどいことを言ってしまいそうで。


悠斗のこと、ちゃんと見れない気がしてきて。





あたしは涙を瞳に溜めながら歩いた。







ガチャ



「あゆっ…」



ベッドに座っていたのはあたしを呼び出した張本人。


なんか緊張して、上手く話せない。



「えっえっと…な、何…?」


「何、じゃねぇよ。なんで急に別れるなんて言うんだよ」


「だからっ…もう無理なんだって」


「ふざけんなよ。どういうことだよ」



いつもの悠斗と違うことは、あたしにもわかった。


いつもはすっごいクールなのに。


こんな風に話すことなんて、めったにないのに。


それに、あたしといるときは甘えたなのに。

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