恋愛学園
「たっだいまー!!!!!!!!!!」


「あゆ!?!?おかえりぃ~♪」



リビングからちょこん、と顔を出したお姉ちゃんはニコニコしながら玄関まで来てくれた。



「久しぶりだね」


「うん。お姉ちゃん元気そうでよかった」


「あゆに言われたくないわよ。お母さん台所でご飯つくってるよ」



お姉ちゃんにそう言われ、あたしは小走りで台所に行った。



「お母さん!」


「あゆ!おかえり!」



お母さんも優しい笑みであたしを迎えてくれた。



やっぱり、この人たちはあたしの家族だ。



あたしのことを1番理解してくれていて。



あたしのことをちゃんと想ってくれていて。

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