恋愛学園
「谷村、ちょっといい?」



修学旅行最終日、あたしはクラスの男子3人に呼ばれた。


その中に、亮はいなかった。



「何?」



何となく、嫌な予感がした。



「お前さぁ、あいつやめたほうがいいぜ」


「は?」


「亮のほうがお前とお似合いだぞ」


「あいつとは別れな」



なぜか、みんなあたしの彼氏を否定して、亮と付き合うように言った。



「あいつ、この間他の女と一緒にいたんだぞ?」



…あぁ、知ってるそれ。


あの人、女好きなんだよねぇ。



「それでもあいつと付き合うのかよ?」


「何?みんなはあの人のこと嫌ってるの?」


「嫌ってるっていうかさぁ…なぁ?」

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