恋愛学園

「キャー！凄いっ！みてみて！」


「…見てる」



さっきからずっとこんな感じ。


キャーキャーあたしが騒いで、悠斗が静かに答える。



そんなこともお構いなしに、１人騒いでるあたし。



「可愛いっ♪」





こんな感じで、あっけなくショーは終わってしまった。







「今日は楽しかったよ！」


「そうだな」



今は、悠斗と帰り道。


あたしの携帯には、小さく揺れるイルカのストラップ。


今日、デートした記念。




「送ってくれてありがとう」


「いいって」


「じゃぁ、また今度ね！」


次のデートの約束をして、あたし達は分かれた。