恋愛学園
「あんなひどいことしたのに…許してくれるの?」


「許すもなにも…うちら友達じゃん!」



あたしがそう言って微笑むと、礼奈も微笑んだ。



「ミートソーススパゲティのお客様」



無愛想の店員があたし達が頼んだ料理を持ってきた。



「はい、あたしです」



礼奈が軽く手をあげた。



「シーフードドリアのお客様」


「はい、あたしです」



あたしの前にはシーフードドリアが、礼奈の前にはミートソーススパゲティが置かれた。



「ご注文は以上でよろしいですか?」


「はい」



その無愛想な店員が去っていった後、あたし達は早速食べ始めた。



初めて礼奈と2人で過ごした休日は、こうして幕を閉じた。

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