恋愛学園
そんなの、わかんないじゃん。


本当は悠斗、あたしじゃない女の子が好きなのかもしれないよ?



「そんなのわかんないよっ!」


「わかるわよ!あんた自分で自覚してないの!?」


「何をよ!?自覚することなんて何もない!!!悠斗なんてもう知らない!香波のこともどうでもいい!もうあたしのことなんてほっといてよぉ!!!!!!!!」



あたしはそう叫んで部屋をとびだした。


なんで、なんでわかってくれないのよぉ!!!


凛…凛ならわかってくれると思ってたよ…


でも…


でもっ…!!!!



「ごめんっ…凛…」



あたし、本当は凛が言ってくれたこと嬉しかった。


でも、素直になれないんだよ…


正直になれないだけなんだよ…


まだまだ子供なの…

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