恋愛学園
あたし、悠斗が好き。


この気持ちは誰にも負けない。



「なんでっ…なんで怒んないの!?!?普通怒るでしょっ…?」


「最初は確かに嫌だったよ」



香波と悠斗が付き合ってたって知って、すごいショックだった。


まだ好きだからって、悠斗に会いに来るのも嫌だった。


でも、あたしが悠斗を好きなように、香波も悠斗が好きなんだもん。


悠斗を好きになってわかったの。


好きになりたくても、好きになってしまう。


好きになった気持ちっていうのは、とめられないものだって。


だからあたしは、香波を責めるつもりはないよ。



「でも、香波もあたしも悠斗が好き。だから香波の気持ちはあたしが1番よくわかる」


「あゆ…」


「悠斗大丈夫だったじゃん!そんな顔しないでよ!」



やっぱり香波は大切な友達。


絶対かけてはならない存在なんだ…

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