恋愛学園
「大丈夫だから。気にすんな」


「ごめんね…」



悠斗は包帯でグルグルだったけど、やっぱりいつもとかわらない。



「悠斗…大丈夫?」


「あぁ…あゆごめんな」



え…?



「俺、香波のことでどうしていいかわかんなくて…あゆのこと避けてた。ごめん」


「ううん。あたしもごめんね。もっとちゃんと話すべきだったね」



悠斗のお母さんと和馬と凛と香波は、気をきかせてくれたのか静かに病室からでていった。


病室内にのこったあたしたち。


あたしの鳴き声と廊下を歩く音だけが静かに響いていた。



「俺、中学のとき香波と付き合ってた」



悠斗は静かに話し出した。



「ダチに誘われていったクリスマスパーティーで初めてあってさ…最初はただ可愛いぐらいだったけど、それからそのダチ繋がりであうようになって…好きになっていった」



そのクリパって…


香波に誘われたやつかな…


でもそのときちょうど用事があっていけなかったんだよね…

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