恋愛学園
「それを知った俺のダチが俺等をくっつけようとして、付き合うようになったんだ。」



あたしは何も言わず、ただただ悠斗の話をきいていた。



「付き合ってからは別に変わったこともなかったし、普通にすごしてた。でも、俺はすぐに冷めたんだ…」


「え…」


「今思うとすごい最低だなって思う。でも、もう香波をみてもドキドキしなくなってた。それkら、俺と香波はあう回数が極端に減ったんだ」


「なんで…」


「あいつ、志望校やばかったらしくてさ…俺はみのり学園志望だったから勉強あんま関係ねーからよかったけど…」



そういえば…中3の冬頃は香波人一倍ピリピリしてたな…



「みのり学園に受かったときに、香波を振った」


「受験するときには別れるつもりだったの?」


「…本当の恋がしたかったから」



あたしはまた泣き出してしまった。


悠斗の過去の恋なんて…初めてきいた。


前4人で話したときもあったけど、そのときあたしは悠斗の話だけきいてなかったから…


香波も、普段ノロけとか言わないタイプだったから、初めてきいた。

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