恋愛学園
「よお!なんかこうやってあうの久しぶりだな」



夕方、近くのファミレスで章と待ち合わせ。



「うん。久しぶりだね」


「取り合えず何か頼めば?」



あたしは気持ちを落ち着かせるために、コーヒーを頼んだ。



「凛がコーヒーなんてめずらしいじゃん」


「ははっ…ちょっと疲れてて」



7時になったら、香織から電話がくることになっている。


今香織は、亮の家であと男子3人と待機中。


もしあたしの身に危険があったときの為…だとか。


途中で亮が章に電話をし、その間にあたしにも香織が電話をかけてくる。


それで、今の状況を話す…って言ってた。



「大丈夫か?俺らももう受験生だもんな~」


「そうだね。あたし、高校行けるかな」


「同じ高校行きてぇな」


「…うん。そうだね…」



7時まで、あと30分。


どうか、このままの状況で…



「ねぇ、章?」


「ん?」

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