恋愛学園
「いいのか…本当に?」



結局出番のなかった亮が、心配そうにあたしの顔を除きこむ。



「大丈夫!もう完全に吹っ切ったから!」



大好きでした。


今でも、この気持ちは好きに入るのかもしれない。


…でも。


これはもう封印しなけばいけない想い。


口に出してはいけない想い。



「そっか」



さようなら、章との思い出。





…さようなら、章…




「取り合えず、みんなに電話するか」



変装までして後をついてきてくれたみんなにも、感謝しなきゃ。


言葉じゃ表せないくらい…あたしは感謝の気持ちでいっぱいだった。

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