恋愛学園
「マジ?よかったぁ~」



亮の家に戻ると、みんなは安心したように笑ってくれた。



「みんな、本当にありがとう」


「何言ってんだよー!俺等友達じゃん?」


「それにしてもさ~凛と亮!超お似合いだったよな~」



え、えぇ!?!?あたしと亮が!?!?!?



「あ~それ俺も思った!どうせだったら、2人ともこのまま付き合っちゃえば?」


「えっ…」



マ、マジで言ってるんですかー!?!?



「俺はいいよ~。凛かわいいし♪」



そ、そういう問題じゃないでしょっ?


しかも、かわいくないしぃー



「凛は?もちろんOKなんでしょ?うふふっ」



香織が楽しそうに笑ってる。


こ、断れないよ~っ…



こんなノリで、あたしと亮は付き合うことになった。


お互い好きじゃなかったけど、仲がよかったから言い出せないんだ、別れが。

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