恋愛学園
まるで、付き合ってないみたいな感じだし。


キスもあんまりしないし、体の関係もない。


ただ、一緒にデートしたり、お互いの家に行ったりするだけ。




そしてこんな関係のまま、高校生になってしまった。





――――……
――……


あたしは高校生になって『あゆ』という人に出遭った。


まだまだ、なんの思い出もできていない知り合ったばかり。


それでも、ただ1つだけ。


1つだけわかること…それは。


あゆの笑顔に嘘はない。


あたしはあゆを信じて、高校生活を送ろうと思う。


恋をして、もう傷つきたくない。


そんな恐怖から見えてきた、あたしの進路。


ありえない校則の学校。


…恋をするための、学校。


あたしにはもってこいの学校だった。


亮とは離れて暮らすことになったけど、大丈夫。

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