恋愛学園
「だよねぇ。和馬見せてくれなくていいから~」



あたしはそう叫ぶと凛と走り出した。


凛の恋の話を聞いて、あたしもこの学校で幸せを見つけようって思えた。


好きな人を見つけて、その人と素敵な恋をする。


そう決めたんだ。



「何だよ~せっかく人がぁ~…」



後ろから和馬の叫ぶ声が聞こえる。



「どんまーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!」


「こらっ!橋谷さん!谷村さん!廊下は走っちゃいけませんよ!」



途中で科学の先生にあった。


まだ、名前は覚えてないけど。



「は~い。でも、今はすいませ~ん」



あたし達はわけのわからないことを叫んで科学室まで走った。


走って、走って…



「いっちば~ん♪♪」



こんなことで喜ぶあたし達って、本当まだまだ子供…。



「ねぇっあゆ??」


「ん?」


「あゆ、今好きな人いる?」

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