恋愛学園
「しょうがないなぁ~」



そして、凛と和馬はいつのまにか仲良くなっていたこと。



「凛ちゃん今日は優しいじゃん♪」


「あたしいつでも優しいでしょ?」


「自分で言うなってー!」



あたしと悠斗はあんまり話さない。


というか、話せない。


悠斗といると、なぜか緊張しちゃって。



「おい」


「へ…?」



なのに…



「お前…」



久しぶりに悠斗から話しかけられて(しかもこんな風に)ちょっとドッキリ。


話すけど、いつも『おやすみ』とか『おはよう』とかしか話さないから。



「え…何?」


「いや、何でもない」



え…?悠斗…?


このとき、悠斗が言おうとしていたことがわかるのは、もうちょっと先の話――…

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