恋愛学園
【悠斗story】


「あたし、あゆ。よろしくね」



そう言って微笑んだ、1人の女。


俺はこの女、あゆを見たときから思っていた。



『この女は、他の女とは違うかもしれない』



って。こいつだけは、きっと違うって。



「悠斗、同じ部屋だしよろしくね」



俺はだんだんお前に惹かれていった。


お前は知らないだろうけどな?


お前と話すとき俺はいつも心臓がドキドキして、お前に聞こえないか心配なんだぞ。








「悠斗…それってさ、女?」





俺はわかった。


これはきっと俺に対するヤキモチだって。


かなり自意識過剰な考えだけど。


だってあゆ見てればそんくらいわかるし。


< 49 / 264 >

この作品をシェア

pagetop