恋愛学園
「どうしたのっ?」



凛まで来たし。


あーあーどうせ俺が悪くなるんだろっ?


ただ意地悪しただけなのにぃー(笑)



「ごめん、凛。まだ寝てた…よね?」



確かに、凛はパジャマだった。


凛はあゆに気付かれないようにギロッと俺を睨むとあゆのほうに駆け寄った。



「何かあったの?」



なっ…なんで俺ばっかなんだ!?!?


最初に怒ったのはあゆじゃねぇかよ!



「何もねぇよ!こいつが勝手にキレただけ!」



俺はそう言って部屋を飛び出した。


これ以上あの部屋にいると、俺はおかしくなりそうだったから。



「…好きなんだけどな」



あゆのことは、確かに好き。


でも、なんか意地悪してみたくなるんだよな。



「大塚くん?」

< 51 / 264 >

この作品をシェア

pagetop