恋愛学園

「てかさぁいきなり現れて、いきなり友達になってはなくない？
しかもいきなり泣き出してさ。
あゆにとっては『いきなり何？』って感じだと思うけど」



凛、ナイス！！


ありがとうって感じだけど…


ちょっと言いすぎだって！


まぁ、嬉しかったけど☆　ありがとね、凛！



「ごめんなさい…あたし、橋谷さんとどうしても友達になりたくて。
どうすればいいかわかんなくて…」



だからって、普通このくらいで泣く!?!?



「ごめん…あたし今、それどころじゃないんだ」



あたしはそう言って、教室から出た。


…なんとなく、嫌な予感がする。


あの子と友達になっちゃいけない、そんな気がするんだ―…。



ガチャ


気がつけば、あたしは屋上の扉を開けていた。


自然と足がつれてきてくれた場所。



「悠斗…」