恋愛学園
大切な友情
あたしの誕生日から一週間


あたしは悠斗とはもうすっかり仲良くなって気まずさもない。



「おい、あゆ!!!!!!」


「ちょっとまってよ!」



今日は悠斗と一緒に登校。


凛は和馬と先に行っちゃったみたい。



「はやくしろよ~」


「あとちょっと~」



なんて洗面所から叫びながら髪の毛を丁寧に巻いていく。


髪は女の命だもん!



「おまたせ~」


「おっせーよ!ほらっ行くぞ!」



あたしと悠斗は小走りで教室に向かう。



「大塚くん!」



寮を出て校舎に入る途中で後ろからした聞き覚えのある声。


その声にあたしと悠斗はゆっくり振りかえる。



「叶内…」


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