恋愛学園
「ずっと…入学したときから好きだった」


「悠斗、あのね…」



あたしは悠斗の目を見て、小さな声で言った。



「あたし…悠斗が好き」


「え…?」


「あたしも…悠斗が好きなの…」



そう言ってすぐ、あたしは悠斗の腕の中にいた。


「マジで?」


「マジで」



あたしの顔はきっと茹でダコみたいに真っ赤。


でもいいの。


今は悠斗の温もりを感じていたいから…



「付き合ってくれる?」


「当たり前でしょぉ…馬鹿ぁ~…」



ねぇ、凛?


これは、凛のおかげだよ。


凛が、あたしに勇気をくれたの。


ありがとう…凛。

< 91 / 264 >

この作品をシェア

pagetop