恋愛学園
ガラッ



「お前等遅刻だぞ~」



あたしと悠斗が教室に入ると、担任が鋭い目つきで見てきた。


うっわ~最悪だ。



「放課後職員室に来い」



あたしは担任をシカトして自分の席についた。



「どしたの?」



前の席の凛がくるっとふりかえってきた。



「悠斗のせいだよ…はぁ」


「愛されてる証拠じゃん♪」



そう言ってニヤッと凛は笑った。


何だか、嫌な予感。



「ねぇ悠斗。何してたの?」



悠斗の席はちょっと遠いんだけど、それにも関わらず凛は悠斗に大声で話しかけた。


ちょ、ちょっと凛~


クラスの人に聞こえちゃうじゃん!

< 94 / 264 >

この作品をシェア

pagetop