俺の彼女の電波ちゃん。
郷愛は俺の耳元な口を寄せ、小声で言った。


「タカハーシの肩に立つから、しっかり押さえてて。」



耳打ちでもタカハーシかよ!


ってか立つって……確かに郷愛は軽いけど……


「大丈夫か……?」



「大丈夫だ問題ない。」



それ死亡フラグだぞ……。



でも仕方ないな……頑張るしかないか。




「チェーンジ!!タカハーシセカンド!!!!」


俺はそう叫んでしゃがんだ。



「合体!!!!!!!!スーパーハートフルパワアアアア!!!!!」


郷愛も叫んで、俺の方にしゃがむように足をかけた。



痛えし重い!!!



「ゴゴゴゴゴゴゴゴ……」


俺は効果音を出しながら、膝と太もも、腰に負荷を感じながら、その痛みをこらえて立ち上がった。
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