俺の彼女の電波ちゃん。
♪ハッピーバースデー ディア あきら~~~

ハッピーバースデー トゥーユー♪



歌が終わるちょうどのタイミングで、俺の前にケーキがやってきた。




「さぁ、あきら!ロウソクを消して!!」



舞台の上で郷愛が叫ぶ。



おま、今あきらって……!




嬉し恥ずかし、俺は頬に熱を感じながら、ロウソクを一気に吹き消した。




生徒達から、わー!と歓声と拍手が沸く。



大スターにでもなった気分だ……なんでこんな……。





ロウソクが消えると、また照明がついた。



舞台の上のミクもとい郷愛を見る。



指揮棒のかわりに、マイクが握られている。




「みなさん、今日はご協力ありがとうございます!!みなさんのおかげで、サプライズ大成功です!!

残りの時間は飲んで食べて、ステージでも出し物もあるので楽しんでいってください!!」



拍手が沸く。



飲んで食べて……?



良く見ると、生徒達の向こうには、お菓子や料理、ジュースやコップがたくさん並んでいた。



マジで誕生日パーティーじゃねえか……!








 
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