俺の彼女の電波ちゃん。
「たーーーかーーーはーーーーしーーーーーーーー!!!!!」




ステージの方から、ドップラー効果でもかかりそうな勢いで郷愛が走ってきた。


そしてそのままの勢いで俺に抱きついた。



おうぇふ!コーラでそうになるじゃないか!!!




それでも、子供のようにしがみつく郷愛の頭(なんでウィッグなんだバカ)を撫でた。




「ありがとうな、郷愛。こんなに盛大な誕生日パーティー、初めてだよありえねぇ……。」




郷愛は俺からパッと離れると、可愛く決めポーズをした。


「さすが郷愛ちゃんじゃろ?」


「口調がよくわかんねぇけど、今回はさすがとしか言えねぇよ……

ほんとにありがとう。

聞きたいことが山ほどあるわ」


俺は苦笑い(照れ笑いかも知れない)をしながら言った。
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