俺の彼女の電波ちゃん。
「何個か質問するけど……いいか?」


「アイアイサー!!」


「どうやって許可とったんだ?」 


「校長と教頭を脅した!!!」


「……どうやって人集めたんだ?」


「生徒を脅した!!!」


「……照明は?」


「演劇部を脅した!!!!」


「陽翔は?」


「お願いした!!!」


「そこは脅したじゃねーのかよ!

食べ物とかは?」



「コネをこねくりまして、あと料理部と菓子同好会とかお母さんとかを脅した!!!」


「そこはお願いしろよ!!!」




陽翔が俺たちの会話にクックっと笑いをこらえている。


宙子はやれやれ顔をしている。


あれ、おかしいな……やれやれ顔ポジションは俺のものだったはずなのに!


「元ツッコミの宙子さん…真実を教えてくれないか……」


俺は郷愛を捕まえると、首を腕でホールドして(もちろん苦しくないくらいだぞ)言った。


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