俺の彼女の電波ちゃん。
「自分で苦労を話さなくていいの郷愛?」



宙子は子供に言うように優しく郷愛
に言う。


「よろしく頼むぜかーちゃん!」



俺の腕の中で郷愛は宙子に親指を突き出して言った。



俺も母親みたいだとは思ったけど同い年に対して失礼じゃないか?





しかし、宙子はそれを気にも止めず話しだした。




「3ヶ月くらい前かな?郷愛が突然、"高橋の誕生日パーティーをとんでもなく豪勢に開きたい゛い゛い゛い゛!!"って騒ぎ出してね。


それで、何それ、クラス全員呼ぶとか?って私がふざけて言ったのが始まりで………」


郷愛のマネがやけに板についてる宙子は続ける。

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