俺の彼女の電波ちゃん。

「大納言あずきバンザーイ!!!」


受け取るときに郷愛が大声で言ったので、店員のお姉さんはビクッしていた。



「すみませんうるさくて……。」


俺は謝りながら、俺もグレープシャーベットを受け取る。


郷愛は嬉しそうにアイスを舐める。



「びゃーう゛ま゛い゛!!」


「マスオさんかよ……」


「口に広がる豆の香りが!美味だ!!これはいい豆を使っているな!」


「コーヒーみたいな言い方するのな。」



「豆と聞いてコーヒーをすぐ思いついちゃうのは日本人の悪いところだぞ☆」


「いや聞いたことねえよ。」

 
「缶コーヒーからコンビニコーヒーに乗り換えた尻軽が!!!」 


「確かに缶コーヒーの売上減少は飲料業界に大ダメージだよな……

って俺は誰なんだよ!」



「ノリツッコミいえあ!!!」



親指を立てて郷愛は肩をぶつけてくる。


いやウザイし痛いからヤメテ。
< 8 / 39 >

この作品をシェア

pagetop