恋を実らせるには、イベントを利用すると…?
それからだいぶ時間が立って、放課後。
「春!!」
「うん!…どこ行くの?」
そう聞くと、海は「まぁ、ついてこいって!」と手を引っ張ってきたので、
慌ててカバンを持って海の隣に並んで歩いた。
数分後、
「兄ちゃーん、限定のやつ一つ!!」
「おう!!」
海は何かを注文して、持ってきた。
「クレープ…!!」
「それも、期間限定のやつなー。」
クレープは私の好物。そして、海は甘党。
覚えててくれたのかな?
「ほら、」
「ん…っ」
クレープを突き出され、口元に当てられる。
「…(クスッ クリームついてる(笑)」
「それは、海が突き出してくるからでしょ?!」
「そーだけど。…ちょっと、じっとしてろ。」
ペロっと唇を舐められる。
「へ…!?///」
「…ん、甘い」
いや、甘いじゃないから!!
なんで、唇なめんの!?恥ずかしいじゃん!!
「…じゃ、帰るか。家どこ?送るよ。」
「海の家の5軒くらい手前のとこ。」
「近いな。」
「…うん。」
家の前について、
「今日はありがとな、付き合ってもらって。」
「いやいや、こっちのセリフだよ。」
「じゃ、またあしたな。」
「うん!またあしたね(ニコッ」
そう言って、私は家の中に入った。