笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
"クローバー"は、駅前にある。
お酒を飲む可能性を考えて、一度車で家に帰り、軽くシャワーを浴びて着替えてから、郁海に送ってもらう。
着いたのは10分前。ちょうどいい時間だろう。
私は店内に入る。
「いらっしゃいませ」と声がかかる。
カウンターにいる店長さんと目が合う。
すると、
「いらっしゃいませ。お連れさまがお待ちです。ご案内いたします」
と、店長自ら案内してくれた。
座敷になっているそこで、祐介は先にビールを飲んでいた。
食べるものも適当に頼んであるらしく、私はカシスグレープを頼んだ。
「ヒナ。今日は来てくれてありがとう。あと、この間はごめん」
いきなり祐介らしくない言葉を言われて戸惑う。
私も、
「…こっちこそ、連絡するって言ったのに、なかなか連絡できなくてごめん」
と、はじめに謝った。
「……………」
「……………」
それから、しばし沈黙。
「失礼します」
と、店員さんがカシスグレープと豆腐サラダ·枝豆·フライ盛り合わせ(ポテト·から揚げ·白身魚)を持ってきた。
「…とりあえず乾杯して食べようか」
祐介が言い、私もグラスを持ち、カチンと合わせて1口飲んだ。
そして、各自お皿にサラダやフライを取り分けた。
お酒を飲む可能性を考えて、一度車で家に帰り、軽くシャワーを浴びて着替えてから、郁海に送ってもらう。
着いたのは10分前。ちょうどいい時間だろう。
私は店内に入る。
「いらっしゃいませ」と声がかかる。
カウンターにいる店長さんと目が合う。
すると、
「いらっしゃいませ。お連れさまがお待ちです。ご案内いたします」
と、店長自ら案内してくれた。
座敷になっているそこで、祐介は先にビールを飲んでいた。
食べるものも適当に頼んであるらしく、私はカシスグレープを頼んだ。
「ヒナ。今日は来てくれてありがとう。あと、この間はごめん」
いきなり祐介らしくない言葉を言われて戸惑う。
私も、
「…こっちこそ、連絡するって言ったのに、なかなか連絡できなくてごめん」
と、はじめに謝った。
「……………」
「……………」
それから、しばし沈黙。
「失礼します」
と、店員さんがカシスグレープと豆腐サラダ·枝豆·フライ盛り合わせ(ポテト·から揚げ·白身魚)を持ってきた。
「…とりあえず乾杯して食べようか」
祐介が言い、私もグラスを持ち、カチンと合わせて1口飲んだ。
そして、各自お皿にサラダやフライを取り分けた。