笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
「俺さ。火曜日、見たんだ。ヒナと佐々木さんが一緒にいるところ」
祐介の告白。
だけど、ビックリしない。どこかで分かっていたのかも知れない。
祐介の話は続く。
「2人で七夕飾りを見ている姿が見えた。
佐々木さんといるときのヒナ、すごく楽しそうだったよ。ヒナは分からないかも知れないけど、ずっと笑顔で…。
俺と一緒のとき、そんな笑顔を見たことないかもって、嫉妬もしたよ」
「……………」
「佐々木さんも、ずっとヒナを優しい眼差しで見つめてて…。
俺がこんなこと思うのもヘンだけど、佐々木さんになら、ヒナを任せられると思ったんだ」
「……………」
「…それに、俺が美咲と一緒のところをヒナに見られて、ヒナがその場からいなくなったとき。
すぐにヒナを追いかけたのも、佐々木さんだったし…」
「……………」
「…今のヒナと佐々木さんの関係は聞かないよ。
聞いても2人とも、"同期"としか言わなそうだし。
でも、佐々木さんも、ヒナを異性として意識してるのは間違いないと思うよ」
「……………」
「…で、ここからが俺の提案。
俺とヒナだけど、とりあえずあと2ヶ月、このままでいないか?」
「…2ヶ月?…このままで?」
祐介の言いたいことが 分からなくて、聞き返してしまった。
祐介の告白。
だけど、ビックリしない。どこかで分かっていたのかも知れない。
祐介の話は続く。
「2人で七夕飾りを見ている姿が見えた。
佐々木さんといるときのヒナ、すごく楽しそうだったよ。ヒナは分からないかも知れないけど、ずっと笑顔で…。
俺と一緒のとき、そんな笑顔を見たことないかもって、嫉妬もしたよ」
「……………」
「佐々木さんも、ずっとヒナを優しい眼差しで見つめてて…。
俺がこんなこと思うのもヘンだけど、佐々木さんになら、ヒナを任せられると思ったんだ」
「……………」
「…それに、俺が美咲と一緒のところをヒナに見られて、ヒナがその場からいなくなったとき。
すぐにヒナを追いかけたのも、佐々木さんだったし…」
「……………」
「…今のヒナと佐々木さんの関係は聞かないよ。
聞いても2人とも、"同期"としか言わなそうだし。
でも、佐々木さんも、ヒナを異性として意識してるのは間違いないと思うよ」
「……………」
「…で、ここからが俺の提案。
俺とヒナだけど、とりあえずあと2ヶ月、このままでいないか?」
「…2ヶ月?…このままで?」
祐介の言いたいことが 分からなくて、聞き返してしまった。