笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
私が個室に戻ろうとすると、5人の女性のグループが、私たちの隣の個室に案内されていた。
私は邪魔にならないように、ゆっくりと戻る。
そして、何気なく個室に入るグループを見た。
ハッキリ分かったのは2人だけ。だけど、あとの3人も見覚えはあった。
1人は、杉浦美咲さん。
もう1人は、その杉浦さんに"くるみちゃん"と呼ばれていた人。
他の3人も、祐介のサークルのメンバーだ。
今日は"女子会"なんだろうか…?
全員が個室に入ったのを確認してから、私は自分の席に戻った。
「陽泉。ピーチサワーきてるよ」
私がいない間に軽く場所が変わっていて、私は杉浦さんたちとの仕切り側の席になっていた。
「うん、ありがとう」
私はピーチサワーを1口飲んだ。
隣の個室は、早々と全員分のドリンクが届き、早速盛り上がっていた。
私はサラダや追加で注文したピザを食べながら、紗英ちゃんたちの話を聞いていた。
だけど…
隣から、"祐介"と言う単語が聞こえて、思わず聞き耳を立ててしまう。
『ねぇ美咲さん。祐介先輩とはどうなんですか?
その前に、祐介先輩ってまだ陽泉さんって人と別れてないんですか?
陽泉さんって、あれだけ言ったのに、すごく図々しい人なんですね』
こう言うのは"くるみちゃん"の声だ。
私は邪魔にならないように、ゆっくりと戻る。
そして、何気なく個室に入るグループを見た。
ハッキリ分かったのは2人だけ。だけど、あとの3人も見覚えはあった。
1人は、杉浦美咲さん。
もう1人は、その杉浦さんに"くるみちゃん"と呼ばれていた人。
他の3人も、祐介のサークルのメンバーだ。
今日は"女子会"なんだろうか…?
全員が個室に入ったのを確認してから、私は自分の席に戻った。
「陽泉。ピーチサワーきてるよ」
私がいない間に軽く場所が変わっていて、私は杉浦さんたちとの仕切り側の席になっていた。
「うん、ありがとう」
私はピーチサワーを1口飲んだ。
隣の個室は、早々と全員分のドリンクが届き、早速盛り上がっていた。
私はサラダや追加で注文したピザを食べながら、紗英ちゃんたちの話を聞いていた。
だけど…
隣から、"祐介"と言う単語が聞こえて、思わず聞き耳を立ててしまう。
『ねぇ美咲さん。祐介先輩とはどうなんですか?
その前に、祐介先輩ってまだ陽泉さんって人と別れてないんですか?
陽泉さんって、あれだけ言ったのに、すごく図々しい人なんですね』
こう言うのは"くるみちゃん"の声だ。