笑顔の行方～バスケットが繋いだ恋～

「…本当にいいんだよね？　もう、裏切ったりしないよね？」
彼の背中に腕を回しながら尋ねる。

「もちろんだ！
もう一度、俺を信じて欲しい」
そっと私を離し、しっかり目を見て伝えてくれる。
私は頷き、ゆっくりと瞳を閉じた。
祐介の唇が、私のそれに重ねられる。
優しく慈しむように触れたキスは、何度も角度を変えて、次第に激しくなっていく。

「…んぅ、…はぁ…」
彼の下の動きについていくのがやっとで、翻弄されっぱなし。
祐介はチュッとリップ音をたてて唇を離すと、
「なぁヒナ。
マジでもう限界！優しくするから抱いていい？」
そう聞いてきた。

私は覚悟を決めてゆっくり頷く。
「…じゃあ、こっちに来て」
祐介に手を引かれ、寝室に入る。
ベットに座らされて、シャツのボタンを1つ1つ外される。
全てを外すとシャツを脱がされ、ブラのホックも外されて、彼の前に上半身を晒すことになる。
「ヒナ、好きだよ。
ずっと大切にするから」
そう耳元で囁かれ、唇を塞がれる。
キスをしながら、私の身体に触れる。そして、反応する箇所にキスをくれる。
そうして最後まで、私を気遣いながら、本当に優しく抱いてくれた。
初めてではなかったけれと、祐介と結ばれたことが嬉しかった。
これから本気で、彼との未来を考えたい。
そう思った。