笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
こんなふうに接してくるる女性は愛美先輩しかいなかったから、すごく嬉しい。
「…ありがとう紗英ちゃん。紗英ちゃんがいてくれたから、私は救われたよ」
私も紗英ちゃんを抱きしめ返しながらそう答えた。
「…で? あのあと、吉田さんとはどうなったの?」
しばらくして、紗英ちゃんに聞かれた。
たぶん彼女は、1番これを聞きたかったのだと思う。
「あのときの吉田さん、すごくカッコよかったよ。陽泉のことが大切だって言うのが、すごく伝わったし。
あのあと、何か言われなかったの?」
「…あぁ、うん。
"もう一度、ちゃんと付き合って欲しい"って言われて、"うん"って答えた。
…昨日は一緒に、あの時の女性に会って、"もう会わない"って祐介は伝えていた」
「…そうなんだ…。
ヒナはそれで良かったの?
佐々木くんはどうする?
なんか私、吉田さんを呼んだりして、余計なことをしちゃった?」
「うん、大丈夫だよ。
佐々木くんは"同期"だし。それに、祐介の気持ちがちゃんと分かったから良かったよ。
私も、しっかり祐介の気持ちに応えていくよ」
「そっか…。
陽泉がそう決めたなら、私は陽泉の気持ちを応援するよ。
佐々木くんにも、陽泉の気持ちをちゃんと伝えた方がいいよ」
紗英ちゃんに言われて、その週の金曜日に、佐々木くん2人で会うことになった。
「…ありがとう紗英ちゃん。紗英ちゃんがいてくれたから、私は救われたよ」
私も紗英ちゃんを抱きしめ返しながらそう答えた。
「…で? あのあと、吉田さんとはどうなったの?」
しばらくして、紗英ちゃんに聞かれた。
たぶん彼女は、1番これを聞きたかったのだと思う。
「あのときの吉田さん、すごくカッコよかったよ。陽泉のことが大切だって言うのが、すごく伝わったし。
あのあと、何か言われなかったの?」
「…あぁ、うん。
"もう一度、ちゃんと付き合って欲しい"って言われて、"うん"って答えた。
…昨日は一緒に、あの時の女性に会って、"もう会わない"って祐介は伝えていた」
「…そうなんだ…。
ヒナはそれで良かったの?
佐々木くんはどうする?
なんか私、吉田さんを呼んだりして、余計なことをしちゃった?」
「うん、大丈夫だよ。
佐々木くんは"同期"だし。それに、祐介の気持ちがちゃんと分かったから良かったよ。
私も、しっかり祐介の気持ちに応えていくよ」
「そっか…。
陽泉がそう決めたなら、私は陽泉の気持ちを応援するよ。
佐々木くんにも、陽泉の気持ちをちゃんと伝えた方がいいよ」
紗英ちゃんに言われて、その週の金曜日に、佐々木くん2人で会うことになった。