笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
「彩菜ちゃんにとっては、郁海くんが運命の相手なんだよね?」
「えっ…と、はい。
私はそう思っています」
愛美先輩からの問いに、彩菜ちゃんはしっかりと答えた。
それに対して、愛美先輩もはっきり言う。
「そうだよね。
私もね、旦那さまが運命の相手だと思ってる。
でもね、陽泉と祐介くんは、まだお互いをその相手だと思えないんじゃないかな?」
「えっ?そうなんですか?」
ビックリしたように彩菜ちゃんが私を見る。
「うん、そうだね。愛美先輩の言う通りかも知れない」
私はしっかり頷いた。
そして続ける。
「祐介のことは、もちろん好きだよ。
だけど、それと同じくらい好きな男性(ヒト)と言うか、忘れられない人がいて…。
もう2年半会ってないし、これからも会えるかどうか分からないのだけど、もし近いうちに再会することが出来たら、それが運命だと信じたい」
素直な気持ちを、告白した。
「そうなんですね。
その人って、郁海くんも知ってるんですか?」
「うん。
郁海も拓海も、会ったことあるよ」
「…祐介さんは?
陽泉さんの気持ち、分かってるんですか?
分かったうえで、陽泉さんと付き合ってるんですか?」
「たぶん…。
直接、祐介に言っかことはないけど、祐介は分かっていると思う」
彩菜ちゃんに呆れられるのを覚悟で、私は正直に話した。
「えっ…と、はい。
私はそう思っています」
愛美先輩からの問いに、彩菜ちゃんはしっかりと答えた。
それに対して、愛美先輩もはっきり言う。
「そうだよね。
私もね、旦那さまが運命の相手だと思ってる。
でもね、陽泉と祐介くんは、まだお互いをその相手だと思えないんじゃないかな?」
「えっ?そうなんですか?」
ビックリしたように彩菜ちゃんが私を見る。
「うん、そうだね。愛美先輩の言う通りかも知れない」
私はしっかり頷いた。
そして続ける。
「祐介のことは、もちろん好きだよ。
だけど、それと同じくらい好きな男性(ヒト)と言うか、忘れられない人がいて…。
もう2年半会ってないし、これからも会えるかどうか分からないのだけど、もし近いうちに再会することが出来たら、それが運命だと信じたい」
素直な気持ちを、告白した。
「そうなんですね。
その人って、郁海くんも知ってるんですか?」
「うん。
郁海も拓海も、会ったことあるよ」
「…祐介さんは?
陽泉さんの気持ち、分かってるんですか?
分かったうえで、陽泉さんと付き合ってるんですか?」
「たぶん…。
直接、祐介に言っかことはないけど、祐介は分かっていると思う」
彩菜ちゃんに呆れられるのを覚悟で、私は正直に話した。