笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
みんなと話しながら食べていると、時間は12時40分になり、会計をして本社ビルに戻った。
6人でビルに入ると、同期であろう女子がたくさんいた。
そして、
「あっ、佐々木くん。
一緒にランチに行きたかったのに!」
1人が言うと、みんなが佐々木くんの周りに集まってきた。
それに対して彼は、
「あぁ。今日は支社のメンバーで食べるって決まっいたから」
その答えに、一緒に戻ってきた紗英ちゃんと私が睨まれたのは、私の勘違いではないはず。
紗英ちゃんが、眉間に皺を寄せて不機嫌な顔になったから。
「佐々木、先に行ってるぞ!」
戸田くんが声をかけて行こうとしたが、
「あっ、待って。俺も行くよ」
と、女子の間から抜けて私たちと一緒に歩き出した。
「陽泉と私が睨まれるから、女子と一緒にいればいいのに!」
不機嫌なまま、紗英ちゃんが佐々木くんに言う。
「ヤダよ。ああいうの、めんどくさい」
「……………」
「…なるべく女子とは、関わりたくない」
「…私と陽泉も女子だけど」
「…陽泉と青山は、これから仕事で関わるだろう。仕事に関係ないことで関わることがイヤなんだよ」
「…なるほどね」
「迷惑かも知れないけど、出来るだけこの中にいさせてくれ。頼む!」
佐々木くんが私たちに頭を下げた。
6人でビルに入ると、同期であろう女子がたくさんいた。
そして、
「あっ、佐々木くん。
一緒にランチに行きたかったのに!」
1人が言うと、みんなが佐々木くんの周りに集まってきた。
それに対して彼は、
「あぁ。今日は支社のメンバーで食べるって決まっいたから」
その答えに、一緒に戻ってきた紗英ちゃんと私が睨まれたのは、私の勘違いではないはず。
紗英ちゃんが、眉間に皺を寄せて不機嫌な顔になったから。
「佐々木、先に行ってるぞ!」
戸田くんが声をかけて行こうとしたが、
「あっ、待って。俺も行くよ」
と、女子の間から抜けて私たちと一緒に歩き出した。
「陽泉と私が睨まれるから、女子と一緒にいればいいのに!」
不機嫌なまま、紗英ちゃんが佐々木くんに言う。
「ヤダよ。ああいうの、めんどくさい」
「……………」
「…なるべく女子とは、関わりたくない」
「…私と陽泉も女子だけど」
「…陽泉と青山は、これから仕事で関わるだろう。仕事に関係ないことで関わることがイヤなんだよ」
「…なるほどね」
「迷惑かも知れないけど、出来るだけこの中にいさせてくれ。頼む!」
佐々木くんが私たちに頭を下げた。