笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
「なんだ、稜の知り合いか?って、○○中のコーチさん?
今日はいい試合を見せてもらいました。ありがとうございます。だけど、あんなに偵察されていたのに、手の内を見せちゃっていいんですか?」
そう言うのは、富士中の監督さん。
「自己紹介が遅くなりましたね。私は富士中で監督をさせていただいている片桐悟(カタギリ サトル)と言います。
○○中学さんとは、決勝戦で戦えることを楽しみにしています」
続けて丁寧に挨拶された。
それには、祐介が返す。
「○○中の顧問をしてます吉田です。
私はバスケは素人なので、隣にいるキャプテンの姉のコーチにすべて任せてまして…。顧問とは名ばかりで、本当に申し訳ない」
祐介の言葉を受けて、片桐さんが私を見る。
私は笑顔でお辞儀をした。
「若いコーチさんだね。
まぁ、うちの稜も若いけど。
それより稜、お知り合いか?」
「あっ、はい。
地元の、元の会社の同期と、バスケ仲間です」
「そっか。
そうだよな、俺たちと地元が同じなんだよな」
片桐さんが言うと、
「そうだよ、お兄ちゃん。しかもね、この陽泉ちゃんは、私が引越しする前、同じクラスだったんだよ。それに、陽泉ちゃんは私がバスケに誘ったの」
自慢気にそう話すのは梢ちゃん。
このあとに、凄い爆弾発言を落としてくれた。
今日はいい試合を見せてもらいました。ありがとうございます。だけど、あんなに偵察されていたのに、手の内を見せちゃっていいんですか?」
そう言うのは、富士中の監督さん。
「自己紹介が遅くなりましたね。私は富士中で監督をさせていただいている片桐悟(カタギリ サトル)と言います。
○○中学さんとは、決勝戦で戦えることを楽しみにしています」
続けて丁寧に挨拶された。
それには、祐介が返す。
「○○中の顧問をしてます吉田です。
私はバスケは素人なので、隣にいるキャプテンの姉のコーチにすべて任せてまして…。顧問とは名ばかりで、本当に申し訳ない」
祐介の言葉を受けて、片桐さんが私を見る。
私は笑顔でお辞儀をした。
「若いコーチさんだね。
まぁ、うちの稜も若いけど。
それより稜、お知り合いか?」
「あっ、はい。
地元の、元の会社の同期と、バスケ仲間です」
「そっか。
そうだよな、俺たちと地元が同じなんだよな」
片桐さんが言うと、
「そうだよ、お兄ちゃん。しかもね、この陽泉ちゃんは、私が引越しする前、同じクラスだったんだよ。それに、陽泉ちゃんは私がバスケに誘ったの」
自慢気にそう話すのは梢ちゃん。
このあとに、凄い爆弾発言を落としてくれた。