笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
「…そうだな。
陽泉ちゃんを狙っている奴いるから、佐々木と帰った方がいいよ」
「そうそう。
佐々木、陽泉ちゃんを頼むよ」
「陽泉ちゃんと居た方が、佐々木も女の子除けになるだろ」
「…陽泉さえ良ければ、俺は全然かまわないけど」
「…佐々木くんもこう言っているし、結局だからね。
あっ。陽泉に拒否権はないから!」
戸田くん、平山くん、小野くん、佐々木くん、紗英ちゃんの順に言われ、私は佐々木くんの車で帰ることが決定してしまった。
「…すみません、よろしくお願いします。
高速代とガソリン代は払いますので、請求してください」
私はそう言って、佐々木くんに頭を下げた。
「高速代は半分もらうけど、ガソリン代はいいよ」
「でも…」
「ホントに平気だから」
「……………」
「じゃあ、俺が眠くならないように、途中のサービスエリアでガムとコーヒー買ってくれ。
それでいいから」
「……………」
「……………」
「…分かりました」
私は渋々頷いて、デザートの抹茶ババロアを食べはじめた。
みんなは、ランチのコーヒーを飲んでいる。
食べ終わるとレストランを出て、最後の研修を受けた。
そして研修が終わると、
「また来週」
と言って、紗英ちゃんと別れた。
陽泉ちゃんを狙っている奴いるから、佐々木と帰った方がいいよ」
「そうそう。
佐々木、陽泉ちゃんを頼むよ」
「陽泉ちゃんと居た方が、佐々木も女の子除けになるだろ」
「…陽泉さえ良ければ、俺は全然かまわないけど」
「…佐々木くんもこう言っているし、結局だからね。
あっ。陽泉に拒否権はないから!」
戸田くん、平山くん、小野くん、佐々木くん、紗英ちゃんの順に言われ、私は佐々木くんの車で帰ることが決定してしまった。
「…すみません、よろしくお願いします。
高速代とガソリン代は払いますので、請求してください」
私はそう言って、佐々木くんに頭を下げた。
「高速代は半分もらうけど、ガソリン代はいいよ」
「でも…」
「ホントに平気だから」
「……………」
「じゃあ、俺が眠くならないように、途中のサービスエリアでガムとコーヒー買ってくれ。
それでいいから」
「……………」
「……………」
「…分かりました」
私は渋々頷いて、デザートの抹茶ババロアを食べはじめた。
みんなは、ランチのコーヒーを飲んでいる。
食べ終わるとレストランを出て、最後の研修を受けた。
そして研修が終わると、
「また来週」
と言って、紗英ちゃんと別れた。